スイス体験レポート2
《観光編》

展示会が目的で行ったスイスでしたが,Mさんの姪御さんS嬢29歳独身が車で駆けつけてくれ,おかげであちこちでかけることができたのでした。パワフルで,行動力あって,お酒を飲まない彼女は最高の強力助っ人でした。(うう〜ありがとうSちゃん)  

○マッターホルンで会った子

29日,朝展示会搬入をさっさと終わらせて,5人でツエルマットにドライブ。マルティニーからは車で3時間かからなかった。
ツエルマットの街は環境保全のためにガソリン車は乗り入れできないので,途中から電車に乗り換える。町中は電気自動車が馬車が走っていた。徹底的にやるのがスイス流。
ここのいちばんの目玉はやっぱりマッターホルン!普通は雲がかかって簡単には見えない山なのだが....もう乗り換えた電車の中からも見えてしまった。私はむかし来たときは,回りの山はみえても,マッターホルンはだけは恥かしがって,姿を現してくれなかったけれど,今回は大胆なマッター君でした。
ツエルマットで小さな登山電車に乗り換えて,もっと高いところめざして行く〜


まるみえのやまやま〜
電車の中からの光景。もう山にくぎ付け!


乗った電車はアプト式という線路の真ん中に歯車の付いたタイプ。これで急勾配も登って行く。森林限界を超えると,山やま山のすばらしい景色が続いた。
そらに下面の白いタカが1羽,優雅にとんでいました。40分で終点ゴルナーグラート(3089m)に到着。ホテルとお土産や1軒あるだけ。ここは風景を楽しむところなのだが...おや?



歩道の上にネズミが一匹うずくまる。
逃げる気配もなく...ねえ,ねえ,キミ〜どうしたの?



写真を撮っていたら,金髪の女の子が走りより,ネズミをあっというまに
持ち上げた!かっかまれないのかぁ?


私の心配をよそに,彼女はにこにこしながらネズミを持って,家族のいるところに走っていってしまった。う〜ん,今の光景は何だったのだろうか?あのネズミはなぜおとなしいの?まさかあのお嬢さんのペット?頭の中は?????だらけ。数分後,彼女がネズミを木造小屋の軒下にそっと置いているのを見た。
ネズミはのっそりと縁の下に入っていったのだった。やっぱり野生だったのね。
しかし,ここのネズミはフレンドリーすぎないだろうか?


ちょうど電車時間となりまして,元来た道をもどります。今度は山を見ずに森をみながらの電車の下山。唐松のような木が紅葉して綺麗。としてる間に,木の間に鹿が見えた。角がなかったから♀かな....すぐに赤っぽいリスが2匹,線路脇地面にいた。木の実でも探していたのかな。動物も多そうな所だなあ。本当はじっくり歩いてみたいな,などと思いつつツエルマットの街にもどったのでした。


○ユングフラウヨッホ

展示会2日目,Mさんをひとり会場にのこして,われわれは観光へ来てしまった。今回の目的地は,スイスで一番?有名なユングフラウヨッホ。

マルティニーから車で7時に出発。途中,車ごと電車の荷台にのせる鉄道なども使って,なんとかインターラーケンまでやってきて,登山電車を乗り継いで登ってゆく。

登山電車からの眺め

この途中の街が美しく,牧草地にかわいい高山植物も咲いている。ああ,途中下車したいという誘惑にかられながら,電車は進む〜〜。後半は岩盤をくりぬいたトンネル登り。アイガー北壁をトンネルから望んだり(裏見のアイガー状態)見所いろいろあったが,かつあい。
お昼ごろ山頂,ヨーロッパ一高い展望台に到着だ!3454メートル!!
高山の関係で頭がふわふわする。酸素が少ないせいか,すこしナチュラルハイになっていてご機嫌なのだった。



ここまで晴れるか〜〜というほどの晴天!
S嬢と私,きゃっほ〜と はしゃぐ。



展望台では黄色いくちばしカラスがお出迎え。
みんな知っていて,パンなど持参でやってくる。



なんかくれ〜〜〜
ちょっと高いギャーギャー声で催促します。



気が付くと,どんどん集まってくる!
小さめでかわいいのだ。


すばらしい風景,氷河,山なみ....でも一番うれしかったのは,この子たちにあえたことかな?この付近は,登山電車でグリンデルワルトなどの美しい谷に行けるのだが,時間がなくてここでユーターン。ああ,夏にハイキングに来たら最高だろうなあ。帰りも遠かった.....

○スイスで一番美味しかったのは....


この日は午前中デモンストレーションのお手伝いをしたのち,東北部のチーズで有名なグリュイェールに車で行った。城壁で囲まれた小さな街がオールドタウン。11C〜16Cに造られたお城などを見学。
ここまで来て食べないのはウソ,というスイス名物,チーズフォンデューを食す。
パンだけでなく小さな丸茹でのジャガイモもチーズをつけて食べる。これがかなり美味しいものでした。今回の滞在で一番美味しかったかもしれない.....
帰りにお土産にチーズを買う。(今も小分けして冷凍してあります。ときどきジャガイモと一緒に食べてます。うっうまい...太りそう...)


この写真の中央あたりの木造建物のレストランで昼食。
カントリーぽくていい感じのお店でした。



どこにいってもスイスは綺麗でした。(すこし異常なくらい?)道はどこも整備がきちんとされていて,快適でした。でも,目に付いたのは,あちこちに軍事飛行場があったり,訓練所?もあったり。S嬢が言うには,どこの谷でも,岩盤くりぬいて格納庫やシェルターがあって,街ごとに備えているとのこと。軍事訓練も何年かおきに受ける義務もあるとか...中立国の国民は大変なのだ。


いつもパワフルドライブ,そして細やかな気遣いしてくださったSちゃん,どうもありがとう!あなたのおかげで楽しい滞在になりました。Mさんもそうだけれど,スイスに人って,本当に働き者だなあと実感しました。


本当はもっといろいろ連れて行ってもらったのですが,レポートはここでおしまいです。個人的な話をここまで読んでくださって,皆さんありがとう!