ヒミズ
	1994年3月26日宍塚の林道で死んでいた．ネズミに似ているがヒミズは，モグラの仲間．前足はモグラよりも小さく，深い穴は掘れないらしい．落ち葉の下などで半地下生活をしているという．春先に死んでいるのをよく見かける．この日はもう1匹見つけた．研究者が，縄張り争いに負けて死んでいるのでは，と言っていた．絵のモデルは目立つおっぱいが付いていた．繁殖に入る直前に負けてしまっただろうか．せっかく春になったのに．
	2001年９月に山梨県都留市のカワネズミ研究者北垣先生 のフィールドで，生きたヒミズを見るチャンスがあり，力づよく土をほり浅いながらもトンネルを掘る姿に出会うことができた．その毛皮はグレーに見え，なおかつぴかぴかと輝いていた．死体と生きた体の違いは歴然．死体が本当の姿を 正確にあらわしてはいないことを痛感した．